全集中の呼吸 やり方-3- 養生の呼吸 参ノ型「逆式」実践編

食事が終わって、食べ過ぎてもないのに…お腹の調子が良くない。
胃のあたりがムカムカして気持ちが悪く感じる。
それが頻繁に感じる事が多い
こんな経験はありませんか?
お困りの方はこの呼吸がからだを守るバリアになってくれるかもしれません。

 

養生の呼吸

自律神経の調節
副交感神経優位
心身の向上
病弱体質などの体質改善
メンタル向上

目次

養生の呼吸 参ノ型「逆式」実践編

養生の呼吸 参ノ型「逆式」実践編

今回は養生の呼吸3つ目の呼吸です。
今回ご紹介するのは「逆式」の呼吸です。
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんがしっかりと効果もありますので、用途に合わせて使ってみて下さい‼︎

参ノ型 「逆式」のやり方

  • やり方
    息を吸うときにお腹をへこませる
    息を吐くときは、お腹を出して次にみぞおちから胸の息を順番に出す
  • 効果
    横隔膜の運動が活発になり中枢神経系(脳・脊髄)が抑制される
    鎮痛・鎮静・抗痙攣・筋弛緩(絶対ではない)
    セロトニンの活性化(仮説)
    副交感神経上昇
    排尿、便秘などの症状改善
    α波(リラックスするときに出る)とδ波(睡眠)活動への影響がある
    腰痛予防
    体軸安定で運動能力の向上
    静脈の血流改善
    分娩時の力になる

なんか難しいけど、すごい効果があることはわかる‼︎

腹式呼吸の逆ではない

Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像

茨城県立中央病院 雨宮隆太先生によると逆腹式呼吸は腹式呼吸の順番を反対に行うのではなく、腹式と胸式を組み合わせた呼吸法とのことです。
吸うときに、胸郭の下の部分が大きくなり、吐くときに服圧をかけて下腹を張り出すことでお腹の上部が凹む呼吸法。
この呼吸法は下腹部を中心に腹圧を高めて、胸の中の圧力を予防しながら頭の方に内臓を押し上げる事ができる。横隔膜を長時間押し上げる事ができる意識的呼吸である

こんな人におすすめ

胃腸の調子が良くない
病気で呼吸が苦しい
体幹が不安定
腰の痛み

マスターすると色々な場面で使い分けができそう‼︎

逆腹式呼吸のメカニズム

養生学研究「養生と息をすること」のシンポジウムでは逆式のメカニズムについて詳しく説明しているので、ご紹介します。

そこでわかったのは、「呼息時に強い腹圧がかかる呼吸」だという事です。要するに。息を吐いたときにお腹の圧力が高まる(硬くなる)ということです。

養生学研究第9巻2016年9月21日発行より引用

メカニズムから考えると○○がポイント

腹式呼吸
吸うときにお腹が膨らみ、吐くときにお腹が凹む
逆式
吸うときにお腹が凹み、吐くときにお腹が膨らむ

メカニズムから考えると「吐くときに腹圧が高まる」呼吸と表すのが妥当だという。
さらに、吐くときに腹横筋の使う筋肉の種類が違うこともわかった。
膨らむ→腹横筋が伸長性収縮
平坦~凹む→腹横筋が等尺性~短縮性収縮

腹圧は呼吸でコントロールできる事がわかった

  • 腹式呼吸
    吸うときにに基準値より10〜20mmHg上がり、吐くときに戻った。
  • 胸式呼吸
    吸うときにに基準値より20mmHg上がり、吐くときに戻った。
  • 逆式
    吸うときにに基準値より80〜100mmHg上がり、吐くときに戻った。

※基準値は吸っても吐いてもいないときの腹圧

腹圧がポイントなんだね!!!

鬼(からだの不調・邪鬼)と戦う

いかがでしたか?
少し難しいかもしれませんが、初めからできる人いません。
何回も何回も練習して、習得しましょう!
鬼、邪鬼から身を守るには、自分の力で守るしかないのです。
智恵とスキルを身につけることで色々な場面に応用ができそうです。
今日はここで休憩します!

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