6府を簡単解説!東洋医学基礎入門

六腑

6腑は一気に紹介します!
ここも大事なので、しっかりついてきてくださいね!
それではいきましょう!

目次

胆(中正の官)

決断を管理する府と言われています。

胆は肝の表裏なので、流す機能に関与するが、決断・勇気などに関係が深い。

機能
  • 胆汁を貯める、排泄
  • 腸管の消化
  • 精神安定に関わる
  • 胆汁を蓄え、小腸に分泌して消化を助ける

小腸 (受盛の官)

化物が起こる所といわれています。
化物はバケモノではなく「かぶつ」と言い、食べたものが分かれることを言います

黄帝内経霊枢 脹論篇 では、「咽頭〜小腸まで”伝送”とも表現しています」

機能
  • 良い栄養を吸収する
  • 濁(不要なもの)を大腸に送る(必別清濁)
    ⚠️濁→糟粕とも表現される
  • 水分を送る
  • 小腸は水穀の精微と糟粕を分別する機能が重要!

胃(倉廩の官)

水穀の海として有名な胃!

食べ物は上から下に向かって移動する。
上に上がることは通常ない!
これを「通降を持って順となす」と表現します。

5竅を閭里(りょり 集落)の門と表現している。

機能
  • 摂取された食べ物を受け取る(受納)
  • 初歩的な消化を行う(腐熟)
  • 腸へ送る
  • 胃に入ってきた飲食物を消化し、小腸へ送る!

大腸(伝道の官)

肺と表裏の関係。
大腸は皮膚に相応する。

機能
  • 水分の再吸収。
  • 糟粕を体外に排出する
  • 肺気に異常があると便秘・下痢になる
  • 消化から余分な水分を吸収して便を作り、排泄する

膀胱(州都の官)

腎と表裏の関係がある。
津液があり、気化により津液が発生する所。

別名は「津液の府」と言われる

黄帝内経 刺法論 篇 では津液でなく精液を蔵するとしている

膀胱は腠理・体毛に相応する

機能
  • 尿を溜め・排泄する作用
  • 腎陽の働き
  • 余分な水分を吸収・排泄し、腎の水分調節を助ける

三焦(決瀆けつとくの官)

5蔵6府・6蔵6府の時に出現する府。

糟粕から津液を蒸らして気化させる
→精微から肺脈に注ぐ
→精微を気・血・津液の流通経路を確保する
必要に応じて、津液を体外に排出する

機能
  • 水道が起こるところ
  • 人体を上中下に分ける
  • みぞおちから上→上焦
  • みぞおち〜へそ→中焦
  • 臍から下→下焦
  • 体内の水を上下に流通し、体外に排出することを管理する

ここまでが蔵府のお話になります!
今日はここで休憩。

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