あれ?どうしたの?気合入れて走ってるね!
食べすぎちゃって…脂肪がついてきた感じがして、走って燃焼してるの!
そりゃ大変!油を知らないと脳や心臓病のリスクも高まるんだよ!花粉症の原因にも!
え?そうなの⁉︎油はいつも使っているけど…確かに油って知ってるようで知らないなぁ…
ということで、今回は油についてやっていきたいと思います。
ドクターによっては、脂質が1番大事!(3つの中でどれか選ぶとしたら)と言うドクターもいるぐらい大切な栄養素になります。
知識がないと、健康を搾取されるのでしっかりと學びましょう!
ちなみに、今回は基礎編になります!
・マクロ栄養素は重要
・脂質は細胞膜、ホルモン、胆汁酸を作る材料になる
・動物性(脂)と植物性(油)があり、脂肪酸はそれぞれ特徴が違う
・脂肪酸の働きがわかる
・飽和脂肪酸は悪玉コレステロール、不飽和脂肪酸は善玉コレステロール
・リノール酸は知らないうちに摂取している
・EPA・DHAを取った方が良い
・LDL・HDLコレステロールはバランスが大事
・油が花粉症の原因
・アメリカではトランス脂肪酸が禁止されている
目次
三大栄養素って何?
栄養素
- 生命活動
- 成長
- 生理機能(生活する)恒常性(環境の変化に対応する能力)維持
- 健康の保持・増進
に関わる。
タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5種類に分類
三大栄養素(マクロ栄養素)
- 炭水化物
からだを動かすエネルギー - タンパク質
からだ(筋肉や骨)を作る - 脂質
エネルギーになる。細胞の膜(壁)、ホルモン胆汁酸を作る原料
脂質は一番燃焼が大きいエネルギーになるんだ!
脂質の種類
脂肪酸、中性脂肪、リン脂質、糖脂質、ステロールに分類
油と脂の違い
両方とも「あぶら」と読みますが、中身は全然違うものです!
- 脂
常温:固体
属性:動物性油脂
牛脂(ヘット)、豚脂(ラード)、バター
※魚油は動物性だが常温で液体 - 油
常温:液体
属性:植物性油脂
サラダ、エゴマ、ごま油、オリーブオイルなど
※ココナッツオイル、カカオバターなどは常温で固体
脂肪酸ってなんぞや
少し難しくなってしまいますが、ここを理解することで後が楽になります!
なるべくわかりやすく解説していきますので、頑張りましょう!
脂肪酸→脂質の特徴のことを言います。
脂質は一般的には中性脂肪のことを指しますが、他にも種類があるのです。
脂肪酸は【炭素】【水素】【酸素】からできています
炭素(鎖)の数が脂肪酸によって違うので、それが脂肪酸の特徴となっています!
そうか!炭素が少ないものから「短鎖脂肪酸」→「中鎖脂肪酸」→「長鎖脂肪酸」となっていくんだね!
正解! 炭素の数が少ないほど代謝しやすい特徴があるんだ!
「中鎖脂肪酸はからだに良い」なんて聞いたことがあるよね!
飽和・不飽和脂肪酸
脂肪酸を大きく分けると2種類に分けられます。
- 飽和脂肪酸
主に肉類・乳・乳製品の脂肪に多く含まれていて「悪玉コレステロール」と呼ばれる。
炭素と水素が規則正しく結合しているので、しっかりしている
特徴:常温で固体 - 不飽和脂肪酸
善玉コレステロールと呼ばれている
炭素の一部が二重結合しているので、弱い
特徴:常温で液体
二重結合が
1箇所:一価不飽和脂肪酸(体内で作れる)
2箇所以上:多価不飽和脂肪酸(体内で作られない。必須脂肪酸)→(n-6系とn-3系がある)
常温固体の脂は飽和脂肪酸を多く含んで、常温液体の油は不飽和脂肪酸を多く含んでいるってことね!
脂肪酸の種類
(炭素の数)=代謝しやすさ
飽和脂肪酸
- 酢酸(2)
酢に含まれる - 酪酸(4)
バター、チーズ - ラウリン酸(12)・ミリスチン酸(14)
ココナッツオイル、パームオイルなど
血中の中性脂肪やコレステロールを増やす - パルミチン酸(16)、ステアリン酸(18)
牛脂、豚脂などに含まれる
血中の中性脂肪やコレステロールを増やす
一価不飽和脂肪酸
- パルミトレイン酸(16)
マカデミアナッツオイルなど - オレイン酸(18)
オリーブオイル、キャノーラ油
善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステロールを減らす
多価不飽和脂肪酸
- リノール酸(18)n-6系
大豆油、コーン油、紅花油、ひまわり油、ごま油、綿実油
血中コレステロールを減らす。 - γ-リノレン酸(16)n-6系
体内に取り込まれたリノール酸から生成。
月見草油、母乳
血糖値の低下、血中コレステロールの低下、血圧の低下 - アラキドン酸(20)n-6系
体内に取り込まれたリノール酸から生成。
レバー、卵白、サザエ、イセエビ、アワビ
血液・免疫の調節 - α-リノレン酸(18)n-3系
エゴマ油、亜麻仁油に含まれる
アレルギー疾患の予防、高血圧・心疾患予防 - IPA(旧EPA(20))、DHA(22)n-3系
魚油の主成分
血流促進、血圧予防、心疾患予防
ラウリン酸は中鎖脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸は長鎖脂肪酸!EPAとDHAはしっかり摂りたいよね!
摂取する割合
飽和脂肪酸:一価飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸
=3:4:3
n-6系:n-3系
=4:1
の割合で摂取することが良いとされている。
最近はn-3系(オメガ3)が多めでもいいという専門家もいるみたい!
1日の摂取目標
脂質の食品量(食品100g当たりの脂質の含有量)
- ベーコン
39.1g - 牛肉(サーロイン)
47.5g - 卵(卵黄)
33.5g - マーガリン
81.6g - マヨネーズ
75.3g
など
下のリンク参考にしてみてください!
よく聞く「言葉」の疑問
ここからはよく聞く言葉を解説していきます!
コレステロール
コレステロールの役割
- 細胞膜の形成
- 脂肪・タンパク質の吸収を促す
- 男女ホルモンの材料 などなど沢山!!
1日に必要な量は、1〜1.5g
LDL(悪玉)・HDL(善玉)コレステロール
LDL→コレステロールを全身に運ぶ、多すぎると動脈硬化の原因に
HDL→全身からコレステロールを回収する、少なすぎると回収できない><
LDL・HDLは両方大事!総コレステロールは多くても問題なし!バランスが崩れる方が問題だね。
油が原因?アレルギー症状
花粉症と油の関係がわかってきました。
リノール酸を多く含む油は
・花粉症
・アトピー
・喘息
といったアレルギー性疾患の症状を悪化させたり、アレルギー反応を加速させることがわかっている。
リノール酸は体内でアラキドン酸を生成させ、アレルギーや心筋梗塞とも関係している
リノール酸は…大豆油、コーン油、紅花油、ひまわり油、ごま油、綿実油、グレープシードオイル だっけ? 知らないうちに摂りすぎてるかも…
トランス脂肪酸ってなんぞや?
トランス脂肪酸(TFA)は危険度が高まっている油です。
不飽和脂肪酸は
シス型:天然の油
トランス型:人工油脂(加工が加えられた)
に分けられる。
どんな加工なのか?
常温液体の植物性油脂を科学処理で固体化し、酸化しにくい性質に変化させること
心臓に蓄積されて、心臓病や糖尿病のリスクが上がる。
アメリカでは食品の使用が全面禁止
代表的なものは、マーガリンとショートニング!
クッキー、ケーキ、お菓子に沢山入ってるよね!気をつけないと!
まとめ
・マクロ栄養素は重要
・脂質は細胞膜、ホルモン、胆汁酸を作る材料になる
・動物性(脂)と植物性(油)があり、脂肪酸はそれぞれ特徴が違う
・脂肪酸の働きがわかる
・飽和脂肪酸は悪玉コレステロール、不飽和脂肪酸は善玉コレステロール
・リノール酸は知らないうちに摂取している
・EPA・DHAを取った方が良い
・LDL・HDLコレステロールはバランスが大事
・油が花粉症の原因
・アメリカではトランス脂肪酸が禁止されている
いかがでしたでしょうか?
今回は基礎編ということで応用編はまたやりたいと思います!
今回はここで休憩です!
good luck!