【夜の惨劇】足つる原因と予防対策法3選
寝ている時に突然起こる足の激痛。一度は経験あるはず…
・夜に足がつって起きた
・激痛で動けなかった
・長く痛みが続いて怖い思いをした
・スポーツの最中に足がつった経験がある
怖い経験をしたことがありませんか?
足のつりは原因が解明されていません。
対処することで発生するリスクを抑えることができます。
あの痛みは思い出すだけでも痛みが出てきそう…
今回はこんなお悩みを解決するために予防法を3つご紹介します!
目次
足がつるのは筋肉の痙攣!
筋肉は伸び縮みして僕たちの体を動かしてくれます!
その筋肉が伸びようとしたときに伸びなくなって起こるのが足のつりです。
・足のつり
・腓返り
など言い方はいろいろあります。
医学用語だと
「有痛性筋攣縮」
と言います
筋肉が短時間つった状態。
医学書院 医学大辞典より引用
水泳中に肢(手足)がつった時に生じる下腿三頭筋の「腓返り」はその代表。
筋束の伸筋・屈筋が同時に持続的に収縮し筋肉は硬く触れ、しばし疼痛を伴う
予防&対策3つご紹介
ほとんどの筋肉のけいれんは、脚の筋肉、特にふくらはぎに発生します。
突然の鋭い痛みに加えて、皮膚の下の筋肉組織の固い塊を感じたり見たりすることもあります。
1.水分補給
からだは60%が水と言いますが、少し違います。
水ではなく、塩水なのです。
中にはナトリウムやカリウムなどのミネラルが含まれています。
摂取するお水も、少しミネラルが入っているものを選ぶと良いです。
細胞はナトリウムとカリウムを出し入れしてお水をコントロールしているので、このミネラルが足りなくなると足のつりにつながってしまいます。
腎臓病や糖尿病がある方はよく足のつりが症状として出てきます。
【対処法】
- しっかりと水を飲む
- ミネラル(塩分)を取る(海塩、マグネシウムが入っている塩)
- 麦茶(少し塩を入れるとGOOD!)
ミネラル含有量が高い「飲むシリカ」がオススメ!
2.疲労をためない
体が疲れると疲労物質が溜まり、筋肉がうまく伸び縮みされなくて痙攣してしまいます。
サッカーなどずっと動いているスポーツでよくみられる足のつりです。
逆に筋肉を動かしていなくて起こる足のつりもあります
番外編でお伝えします。
【対処法】
- ・水分補給
- ・合間にストレッチやマッサージなどで疲労物質を流してあげる
3.冷やさない
血行不良でも足のつりは起きます。
これは血流と大きく関係していて、血流が落ちると筋肉が上手に動かなくなり足がつると考えられます。
血液は筋肉に栄養と熱をあげています。
例えると、機械の油のような潤滑油の役割です。
動きを滑らかにするための血液が少なくなると筋肉が固まってしまうのです。
足をホッカイロなどで温める方もいますが、
体は温めれば温めるほど冷えていく
という性質があるので、温めても効果はないと言えます。
どうしても温めたいと言う方は
「足湯」
がオススメです。
ですが、体を動かすのが一番効果的です。
海外では「エプソムソルト」を勧めるドクターもいます。
エプソムソルト入浴をすることで、深部体温が上がり、健康を維持に役立つそうです。
原料である「硫酸マグネシウム」は温泉の成分にも含まれています。
【対処法】
- 筋肉を動かす。
- 上半身の温度を上げる(末梢に流れる血液も多くなる)
- タンパク質をとる
- 足湯
- エプソムソルトをお風呂に入れる
番外編:高齢者の足つり
高齢者もよく訴える足のつりですが、高齢者の場合の原因は
「動かしていない」
「筋力低下」
が原因です。
若い時のようにあるかなくなり、さらにエスカレーター、エレベーターなどの利用により足の筋肉がさらに動かなくなってしまいます。
サルコペニアの状態ですね。
そこで寝ている時に力が局所に入り、筋肉が硬直して起こります。
【対処法】
- 体操
- かかと上げや階段昇降などによる筋肉を使う動作
- 足湯
- タンパク質を取る
東洋医学的治療法
よく使われる漢方をご紹介します。
ドラッグストアでも購入できます。
【 芍薬甘草湯 】
頓服用薬として使われています。
急激な筋肉の痙攣(けいれん)性疼痛ならびに腹部疝痛などが適応。
・拘攣急迫(こうれんきゅうはく)するものを治します。
鎮痙鎮痛(ちんけいちんつう)の基本的に適応されます。
・芍薬も甘草も共に緩急止痛の働きがあり、両者を合わせると作用が増強されます。
筋肉の痙攣(けいれん)は肝の機能失調です
- 急激に起こる筋肉のけいれんを伴う疼痛
- 消化管のけいれん性疼痛
- 胆石症の疼痛発作
- 腰痛
- こむら返り
- 腎臓・膀胱結石の痙攣痛
- 四肢・筋肉・関節痛
- 薬物服用後の副作用の腹痛
- 胃痙攣
- 急迫性の胃痛
- 坐骨神経痛
- ギックリ腰
- 五十肩
- 筋肉リウマチ
- アキレス腱疼痛
- 月経痛
- 排尿痛
- 乳児の腹痛による夜泣き
- 腸疝痛
- 膵臓炎
- 寝違え
- 舌強直
- 喘息
- 痔痛
- 歯痛
- 腸閉塞
- 下肢運動麻痺
- 歩行困難
など
服用しないほうがいい方
1.アルドステロン症の患者
2.ミオパチーのある患者
3.低カリウム血症のある患者
[1~3:これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この3つは僕が臨床での経験をを元にしています。
ほとんどがこの3つに当てはまっていますので、しっかり対処することで発生を抑えることができます。
つってしまったらどうすんのさ?
足がつっている時にできることは、
「筋肉を強制的に動かす」
です!
つっている近くの関節を動かすか、歩くと痛みが消えていきます。
筋肉が伸び縮みできなくなっている状態なので、自分の意思で動かすと治ります。
是非、つったときは痛みに悶えるのではなくて自分で行動に移しましょう!
動かしたくないのはわかるけど頑張って動かしていこう!